ワールドカップ・アジア最終予選イラン対シリア戦が行われる前、「八百長」疑惑が持ち上がっていました。今回紹介するのはこの話題に関するもの。DPA(ドイツ通信社)が配信し、エジプト紙「アルマスリー・アルヨウム」が2017年9月3日に掲載したإيران تستنكر الاتهامات بإمكانية التلاعب بنتيجة المباراة أمام سوريا في تصفيات المونديـال | المصري اليومです。
アジア最終予選最終戦が行われた翌日、アジアサッカー連盟(AFC)は「5日の最終予選の試合で規約違反の報告を受けたため、調査を開始した」ことを明らかにしています(サッカーW杯予選で「規約違反」調査 日本戦も関係?憶測飛び交う : J-CASTニュース)。どの試合でどんな規律違反が行われたのかについては明らかにされていません。
イラン・シリア戦前に流れた「八百長疑惑」と、このAFCの動きとが関係するかどうか、もちろん、現時点ではわかりませんが、参考までに紹介することにします。
ただし、お読みいただけたらおわかりの通り、「八百長」の根拠をなにひとつ示しているわけでもなく、質の低い憶測記事にすぎません。
また、ネット上には当日の試合のビデオがアップされています。これを見ると、八百長が行われたのではと疑惑がわくような内容ではなかったことがわかります。
元記事URL http://www.almasryalyoum.com/news/details/1186408
イラン W杯予選シリア戦での八百長疑惑を否定
掲載紙:アルマスリー・アルヨウム/DPA
掲載日:2017年9月3日
(文中*は訳注)
サッカーのイラン代表は今日(*2017年9月3日)、ワールドカップ・アジア最終予選のシリア戦で、八百長が行われるとの疑惑を否定した。同予選のグループAの最終節となる第10節のこの試合は、明後日火曜日に行われる。
イランは、来年中頃ロシアで開催されるワールドカップへの一番乗りの切符を獲得している。
シリアが、ワールドカップ本大会に進むためには、イランのホーム、首都テヘランのあの有名なアザディ・スタジアムで行われるこの試合で勝利しなければならず、かつ、韓国が、同時刻で行われるウズベキスタン戦で引き分け以下になることが条件となる。
イランの通信社「メフル」は、イラン代表のポルトガル人カルロス・ケイロス監督が、「(*八百長だなんて)そんなのはばかげた疑惑だ」と語った、と報じた。
また、ケイロス監督は、この最終予選が始まって9試合となるが、イランは一度も負けておらず、1点もゴールを許していない。ホームで行われる最終戦でも、無敗、無失点記録を伸ばすつもりだと、強調した。
一方、韓国が、イラン・シリア戦の結果に関係なく出場権を獲得するには、明後日水曜日の試合で、ホームウズベキスタンに勝利することが必要となる。
韓国、ウズベキスタンともに、イラン対シリア戦での八百長を警戒している。イラン、シリアはともにイスラーム圏の国であり、政治的に強力な関係を結んでいる。
最終予選前半でのイラン対シリア戦は、スコアレスドローに終わっている。