エジプト熱狂 ムハンマド・サラー2得点 ロシアへ

ロシア・ワールドカップのアフリカ最終予選、エジプトはコンゴに2対1で勝ち、1試合を残して本大会出場を決めました。今回紹介するのは、この試合で2得点をあげたエジプトのエース、ムハンマド・サラー選手に関する記事。BBCアラビア語版が2017年10月9日に掲載したمحمد صلاح..نجم ليفربول الذي قاد مصر إلى مونديال روسيا 2018 – BBC Arabicです。

ここ最近、シリア代表ばかりを追っかけることに熱中していましたが、気がついたらエジプトがワールドカップ出場を決めていました。

ぼくはこんなブログをやっていますが、海外のサッカー事情についてはほとんど知識がありません。NHKやDAZNで放送されている試合を見ることもめったにありません。継続してフォローしているといえるのは、サンフレッチェ広島くらい。なので、エジプト代表チームにリバプールで活躍している選手がいるということも知りませんでした。

ワールドカップ出場を決めたエジプト対コンゴ戦の動画を見て、このサラー選手のことが気になり検索したところ、目にとまったのが今回の記事です。ぼくにとって手頃な分量の記事ですが、内容的にはウィキべディアなどに書かれているようなレベルのものです。事情に通じている方にとっては、何も新しい情報はないかもしれません。

それにしても、この記事(W杯出場のエジプト、「結末」が劇的だった…興奮ぶりもヤバい)にある動画を見ると、エジプトの熱狂ぶりはすごいですね。サラー選手が1点目を決めたときなんて、ガードマン(治安警察官?)らしき人も祝福に駆けつけているんですから。これまでアフリカの強豪国と言われながら、ワールドカップには長く縁がなかっただけに、溜まりに溜まったマグマが噴出したという感じです。

今度のワールドカップで、サラー選手やエジプトチームがどんなプレーを見せてくれるか。前回大会のアルジェリア(ハリルホジッチ監督)のような、見るものの心を揺さぶるような魂のこもったプレーしてくれるのか。楽しみが一つ増えました。

サラー選手の表記について。アラビア語を忠実にカタカナ化すると、「サラーフ」となるのですが、日本のメディアではすでに「サラー」で定着しているようなので、このブログでも「サラー」と書くことにします。

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元記事URL http://www.bbc.com/arabic/sports-41547814

ムハンマド・サラー:エジプトをW杯に導いたリバプールのスター選手

掲載紙:BBCアラビア語版
掲載日:2017年10月9日

(文中の*は訳者による)

コンゴ戦で2ゴールをあげたサラー(http://www.bbc.com/arabic/sports-41547814より)

エジプト代表のムハンマド・サラーは、1990年、母国の代表チームが最後のワールドカップをたたかったとき、まだ生まれていなかった。

だが、エジプト国民が四半世紀以上も待ち望んでいた夢を、25歳のサラーが成し遂げた。サラーは、日曜日(2017年10月8日)行われたコンゴ戦で2ゴールをあげ、試合は2対1で「ファラオ」(*エジプト代表の愛称)が勝利し、ロシアで行われるワールドカップ2018の出場権を獲得したのだ。

サラーは現在、イングランドのリバプールFC所属。今年6月、イタリアのASローマから同クラブに3900万ユーロの契約で移籍した。

経歴

ムハンマド・サラーは1992年生まれ。サッカー選手としてのキャリアをエジプトの「ムカーウィルーナ・アラブ(*アラブ・コントラクターズ)」というクラブからスタートさせた。2010年にはこのチームの主力選手となる。

サラーは、アル=アハリー、ザマーレクといったエジプト国内の強豪チームに加入することなく、2012年、スイスのFCバーゼルに移籍。2013年にはスイスの年間最優秀選手に選ばれた。2014年、1100万ポンドでバーゼルからイングランドのチェルシーFCに移籍した。

エジプト対コンゴの試合は熱狂したものとなり、エジプトチームを鼓舞した(http://www.bbc.com/arabic/sports-41547814より)

しかし、サラーはチェルシーではわずか6試合しか出場できず、主力選手にはなれなかった。

チェルシーはイタリアのフィオレンティーナにサラーをレンタル移籍させる。2015年、チェルシーは最終的に、サラーをローマに1500万ポンドで手放すことを決めた。

サラーは昨シーズン、31試合に出場し15ゴールをあげ、ローマの国内リーグ2位という好成績をあげるのに貢献した。

今シーズンからイングランドのリバプールに移籍、開幕時から右のウイングハーフとしてプレー、11試合で6ゴールを記録している。

受賞歴

ムハンマド・サラーは昨年(*2016年)12月、UAEのドバイで開催された「グローブ・サッカー・アウォード」で、2016年年間最優秀アラブ人選手に選ばれた。

また、イギリス紙「ガーディアン」が選定した、2016年「世界最優秀選手100人」の65位に選出。同じくイギリス紙「デイリー・スター」が選ぶ2016年「最優秀選手50人」にも選ばれている。

さらに、最終選考で落選したものの、アフリカサッカー連盟が選ぶ2016年アフリア最優秀選手の第1次リストにも入った。

エジプトはここ3回連続で予選敗退していたが、ガボンで開催されたアフリカ・ネイションズカップ2017ではサラーは代表を率いて出場。だが、決勝でカメルーンに敗れている。

しかしついに、サラーは代表を率い、ロシア・ワールドカップアフリカ最終予選の4試合で3勝し、勝ち点12をあげてグループ首位となり、ワールドカップへの切符を獲得した。

フリーライター/書籍編集者。アラビア語学習者。サンフレチェ広島とザンクト・パウリ(ドイツ)を愛す。シリアに平和が戻れば、アル=ジハードというちいさなクラブを追っかける旅をしてみたいと思っている。趣味はシーカヤック。京都市在住。

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