コロナ感染対策を取らないまま、リーグ戦開催を続けてきたシリアでしたが、ようやく対策が講じられることになったようです。
KOOORA.comによると、1月23日(2021年)、シリア政府の新型コロナウイルス感染対策チームは、無観客で試合を開催することを決めました。対象となるのはサッカーとバスケットボールの国内リーグのすべての試合。観客を入場させたことが、国内の感染者増加をもたらしているとしています。
シリアスポーツ総連盟執行委員会によると、連盟は、入場収入に依存している各クラブに対して補償することになるようです。
シリアでは、昨年(2020年)からの感染拡大に伴い、各国同様、リーグ戦を無観客で開催してきましたが、10月に開幕した2020/21シーズン当初から、政府の専門家チームとの助言のもと、観客入場を認めてリーグ戦を続けてきました。
今シーズンのシリア・プレミアリーグは名門カラーマの復活などが影響して、2011年に戦争が勃発して以来最多の観客動員を記録しており、試合によってはスタンドがサポーターで埋め尽くされてしまうこともめずらしくありませんでした。
以下の写真はいずれもシリア・プレミアリーグの応援風景。上から、イッティハード(アレッポ)、ティシュリーン(ラタキア)、カラーマ(ホムス)のサポーターです。