男子サッカー界への女性の進出 シリア

今回紹介するのは、シリアの男子サッカーチームに史上初となる女性コーチが誕生したというニュースです。

以前スーダンで同様の事例を紹介したことがありますが(参考:アラブ初の女性監督はスーダンから)、中東地域の中でも世俗的な国と思われていたシリアでもついに第1号が登場したということです。

一方、わがJリーグの状況はどうなっているんでしょうか。男子チームのコーチができるライセンス(S級)を取得している人自体ほとんどいないんじゃないかと思います。

次回でも、関連記事を紹介する予定です。


元記事URL:
http://www.aljadeed.tv/arabic/entertainment/misc/280820184

シリア初、男子チームに女性コーチ誕生

掲載紙:アルジャディード
掲載日:2018年8月28日

(*は訳者によるもの)

首都ダマスカスで、一人の女性が、男子サッカーチームのコーチの世界に踏み込むことを実現した。これはシリアでは初めてのケースだ。

http://www.aljadeed.tv/arabic/entertainment/misc/280820184

シリア1部リーグ(*日本のJ2に相当。トップリーグは「プレミアリーグ」と呼ばれている)のダマスカスを本拠とするムハーファザSCは、アニス・スィバーイー監督が率いるチームのアシスタントコーチとして、マハー・ジュンヌードさんを任命した。

マハー・ジュンヌードさんはダマスカススポーツ研究所の卒業生で、元選手。これまでコーチとして女子サッカーの分野で様々な経歴を持ち、とくに昨年は15歳以下の女子代表チームコーチをつとめた。

ジュンヌード・コーチは「アルジャディード」の取材に、「わたしがここまでこれたのは絶え間ない努力の結果です。アジアサッカー連盟のトレーニングや講習を受け、コーチライセンスを取得したんです」と話す。

(*女性コーチという)自らの存在に対する選手たちの反応はというと、「初日は選手の中には戸惑う姿がいくつも見られましたが、時間が過ぎるとともに、そういったこともなくなり、彼らは状況を受け入れ始めるようになっています」と言う。

ジュンヌードさんは、男子サッカーの世界でコーチとして歩むキャリアの第一歩として、チームがリーグ戦で好成績を挙げ、プレミアリーグに昇格することをめざしている。

これまで男性によって独占されていたシリアのサッカー界には、女性の進出が徐々に進んでいる。(*男子チームの)試合会場では女性レフェリーの姿を見ることができ、シリアサッカー連盟も、試合を裁くレフェリー名簿に女性レフェリーの数を段階的に増やすようにしている。

フリーライター/書籍編集者。アラビア語学習者。サンフレチェ広島とザンクト・パウリ(ドイツ)を愛す。シリアに平和が戻れば、アル=ジハードというちいさなクラブを追っかける旅をしてみたいと思っている。趣味はシーカヤック。京都市在住。

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