シリア男子チームを指導する女性コーチ

今シーズン、ダマスカスに本拠を置くシリア1部リーグ(日本のJ2に相当)のムハーファザSCに、女性コーチ、マハー・ジュンヌードさんが就任したことは、本サイトでも以前紹介しました。今回紹介するのは、サッカー専門のニュースサイト「クーーーラ」のマハーさんへのインタビュー記事です(参考:男子サッカー界への女性の進出)。

インタビューといっても、記事はごく短いもので、内容はありません。ただ、マハーさんのコーチ就任は、「シリア初の女性コーチ」とか、あるいは彼女の容姿に関わる興味本位のところで話題を呼んでいるようですが、本人としては、そういった取り上げ方にかなり不満を抱いているのではないかとうかがわせる記事となっています。具体的にそうとは言っていませんが、なんとなくそんな感じ。

マハーさんのコーチ就任との関係で、特筆すべきなのは、現在チームはリーグ戦のレギュラーシーズンでトップを走っていることです(2018年12月3日現在)。彼女の就任がチームにどんな影響を与えたのかについての記事が待ち望まれますね。

SANA(シリアの国営放送局)によるインタビュー動画ありますので、合わせて紹介します(全編アラビア語ですが)。
مها جنود سيدة سورية تدرب كرة القدم للرجال وتحلم بالبطولات – YouTube


マハー・ジュンヌード「目標はシリア代表のコーチになること」

掲載紙:クーーーラ
掲載日:2018年11月20日
URLhttp://www.kooora.com/?n=758556

(小見出しは訳者によるもの)

ムハーファザSCの育成年代のチームの指導と、それ以前のシリアの育成年代などの女子代表チームとでの指導の実績によって、ムハーファザの男子トップチームのコーチングスタッフに加わることになったと、マハー・ジュンヌードは強調している。女性コーチが男子トップチームを指導するのは、シリア初のケースである。

男子チームの指導に特別困難なし

ジュンヌードは火曜日(2018年11月20日)、本紙の特別インタビューに応じ、以下のように話した。

「私は6年間サッカー選手としてプレーして、指導者の道に入りました。まったく別の世界です。挑戦と冒険の日々です」

「ムハーファザのコーチングスタッフに加わるため、AFC(アジアサッカー連盟)の講習を修了してライセンスを取得しました。チームは現在、シリア1部リーグ・グループCで、5勝2引き分けで首位に立っています」

「チームを指導していて何の困難にも直面することもありません(*女性が男子チームを指導することの困難という意味だと思われる)。私たちスタッフはまとまっており、一つの家族のように仕事をしています。私の辞書には不可能という言葉はありません。だから(*自分が)トップチームを指導することを奇妙なことだとも特別なことだとも思っていないのです」

フル代表コーチ就任は当然の目標

「私は、シリア代表チームの指導陣としてワールドカップに出場する目標があります。私が代表のコーチになるのは途方もないことだとは思っていません。当然の目標です」

「代表チームのコーチになるには、その名誉を得るには、努力しなければなりません。身を賭して、あるいは他のコーチたちの経験や知識から学んで、努力を続け目標を実現するつもりです」

「アラブの女子サッカーは大きな発展を遂げてきました。しかし、今後才能ある選手を育てていくためには、系統的で、綿密な調査に基づいたプロジェクトを必要としていると思います」

http://www.kooora.com/?n=758556
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